光と影

マンチェスターユナイテッドがプレミアリーグで優勝し、
それにうれしそうに参加している香川慎二を見ていると、
数年前、同じように喜んでいた韓国選手を思い出す。

パクチソン。

サッカー好きならほとんどの人が知っている名前だ。

彼のプロ選手としての歩みは、日本のJリーグで始まっている。

その後海外に出て行く多くのタレントを抱えたスター軍団、
京都パープルサンガが、彼の出発点だ。

三浦カズ・松井大輔らが、しのぎを削る中、
献身的なプレーと、ここぞという時に前に上がって得点を決める、
独特の嗅覚とゲーム感覚をあわせもった選手だった。

韓国代表のヒディング監督をおいかけて、オランダのPSVに移籍してから、
彼の人生の転機が訪れる。

その豊富な運動量と献身的なサッカーセンスは、
ある世界の強豪チームの監督の目にとまった。

マンチェスターユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン監督だ。

彼の目に間違いはなかった。

次々とビッグゲームに出ては、実績を積み上げていくパクに、
チームの信頼も、マスコミの対応も、
彼がアジアナンバーワン選手であると、
叫び続けていた。

中盤であれば、どこでもこなせるユーティリティさは、
どこか香川に通じるところがあるが、

自分は守備的なウィンガーだと、言うパクよりは、
香川は攻撃的な中盤という意識が強い。

そのパクも代表を引退し、
移籍したチームでも屈辱的な扱いをうけるほど、
パフォーマンスを落としている。
引退も近いだろう。

香川の華やかな表彰シーンを見て、
その光と影は、なんとも残酷に見えてしかたない。

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